家族信託(民事信託)
家族信託とは、自分の財産を信頼できる家族に託し、管理・運用・処分を任せる仕組みのことです。高齢になったり、認知症になったりした場合でも、資産が適切に管理されるようにするために活用されます。
1. 家族信託の仕組み
家族信託では、以下の3つの立場が登場します。
(1) 委託者:財産を託す人(例:親)
(2) 受託者:財産を管理・運用する人(例:子ども)
(3) 受益者:財産の利益を受ける人(例:親や配偶者)
例えば、親(委託者)が子ども(受託者)に財産の管理を任せ、親自身(受益者)がその利益を受けるという形になります。
2. 家族信託のメリット
(1) 認知症対策
認知症になると、銀行口座の凍結や不動産の売却ができなくなる可能性がありますが、信託を活用すればスムーズに管理できます。
(2) 資産承継の円滑化
遺言の代わりに使うことで、家族がスムーズに財産を受け継げます。
(3) 柔軟な資産管理が可能
「自分が亡くなったら配偶者に、その後は子どもに」など、段階的な承継が可能です。
3. 家族信託の注意点
(1) 設計が複雑
専門家と相談しながら進める必要がある。
(2) 手続きに費用がかかる
信託契約書の作成や登記に費用が発生する。
4. 家族信託を活用したほうがよい人
(1) 認知症による資産凍結を防ぎたい人
(2) 家族にスムーズに財産を承継したい人
(3) 経営者で事業承継を考えている人
(4) 障がいのある子どもの将来の生活を守りたい人
手続きの流れの各項目ごとに注意するべき点がありますので、家族信託の利用にあたっては、専門家を交えて検討していくことをお勧めいたします。
「町田相続遺言支援センター」では、資産が凍結されてしまう前に、ご相談者さまの大切な財産をお守りいたします。ご質問やご相談がありましたらお気軽にお問い合わせください。
